タイで賃貸物件に住む場合の水道・光熱費
サービスアパートメントの場合は、一部の物件を除いて、電気・水道代込みの家賃設定にしていますので面倒なことは一切ないでしょう。それでは賃貸住宅の場合はどうでしょうか?タイでレンタルされているアパートやコンドミニアムの場合は、水道代だけを込みにしたり、電気・水道代ともに別料金にしたり、無料枠の上限を設定していたり、物件によって支払方法が異なりますので契約時によく確認しましょう。 その他の賃貸物件、一軒家やタウンハウスをレンタルした場合は、自分で申し込む場合と家主が契約手続を代行してくれる場合がありますが、支払いは自分で行います。
次に、電気や水道の契約や支払いに関するポイントをご説明しましょう。
水道、電気などの利用申し込み手続き
一軒家などに住んでいて、自分で契約をする必要がある場合:
パスポートと賃貸契約証書などを提出して各地域の電力公社や水道公社に申し込みます。 退去する際は、それぞれの電力公社や水道公社に届出をして料金清算をします。
大きな不動産会社が紹介している外国人向けのレンタルハウスの場合:
外国人向けレンタルハウスの場合、家主がこういった公共料金の手続きを代行してくれるところがほとんどです。念のため契約の際に確認をとっておきましょう。
タイの公共料金のユニット計算
タイでは電気代と水道代を、「ユニット」という単価を使用して計算しています。
電気代の1ユニットとは、1kwh(1時間あたり1キロワットの電力量)。
水道代の1ユニットとは、1m3(1,000リットル)
請求書が直接くる場合は、公的な価格なので割安ですが、アパートによっては手数料を上乗せして請求していますので割高になります。 相場は、電気が1ユニット5 THB ~ 7 THB、水道が1ユニット 15 ~ 25 THB。 水道代はメーターを使わずに1ヵ月1,000~1,500 バーツ程度の一律支払いにしているところも増えています。
電気代が高すぎる?
なぜか電気代が高すぎる?と感じる物件は、電気代のユニット単価が他の物件よりも高いかもしれません。 アパートメントでは家主が手数料を自由に上乗せできますので、メーター直払いのコンドミニアムよりもかなり割高になるところが多いようです。
ユニットの違いによる電気代の違いの例
- 1ユニット 6 THB のアパートで、ユニット数 600だと 600×6 THB=3,600 THB
1ユニット 9 THB のアパートで、ユニット数 600だと 600×9 THB=5,400 THB
このように、単価が平均的な物件と、高い設定をしているところではかなりの差が出てきてしまいます。日本人の多いアパートでは6 ~ 7 THB が相場のようですが、契約前にユニット単価が高すぎないか確認しておきましょう。
また暑いバンコクではクーラーは必需品です。毎日使っていると電気代もかなりの額になります。ユニット料金の違い、エアコンの稼働率で電気代は驚くほど違ってきます。例えば一人暮らしで昼間は家にいない留学生でも月 6,000 THB の請求書がくる方もいれば、月 500 THB という方もいます。また駐在しているご家族だと、家族がそれぞれに電気を使い、エアコンも台数が増えるので、月 8,000 〜 10,000 THBというご家庭もあるようです。全体的に物価の安いタイの中で、電気料金だけはは日本と変わらないか少し高いか、という感じかもしれませんね。エアコンを長時間使用される方は、小まめにフィルターの掃除をしたり、エコ設定をしたり、日中はカーテンを閉めておくなどの工夫が必要かもしれません。そのほか、風呂場の電気温水器も意外と電気代がかかるようです。昼間も部屋にいることが多いという方は、光熱代込みのサービスアパートメントを選ぶのも得策かもしれません。
水道、光熱費などの料金支払い方法
電力公社や水道公社から個々に請求書が送られてくる場合、管理人に直接払ったり、そのアパートやコンドミニアムの管理オフィスにて支払いをします。自分で支払う場合も簡単。コンビニや郵便局で手数料を 10 THB 払えば簡単に納付することが可能です。
領収書は保管しておこう
コンドミニアムやレンタルハウスに住む場合は、自分で支払いに行かなくてはなりません。毎月送られてくる請求書を近くのコンビニで差し出すと、バーコードをスキャンしてくれます。 その金額を支払ったら領収書にスキャンした店員がサインをして、ホチキス止めをしてくれます。 期限間際にコンビニで支払ったものなど、もう一度同じ請求書がきてしまうなどのトラブルもありますので、領収書は 必ず保管しておきましょう。