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バンコク市内の移動手段

バンコク市内の上手な移動の仕方

バンコクに住むようになって色々用を足すために出かける際にどのような交通機関をつかって行けばよいのか?
今回はあなたが住むアパート/コンドミニアムからバンコク市内に買い物にでかける流れをシミュレーションの形で追ってみましょう。こうすることでより身近に感じていただければと思います。

モータサイ(バイクタクシー)あるいはシーロー/スバル

IMG_0568-XL_Fotorスクンビット通り近くのアパートやコンドミニアムであればあなたが昼間どこかに出かけようとしても建物の前にタイ語で「モータサイ(英語の「Motorcycleからの転訛」)」と呼ばれるバイクタクシーや「シーロー(四つのタイヤの意味)」や「スバル(昔はタイでポピュラーだったらしい)」と呼ばれる軽自動車のタクシーが待っているでしょう。
ソイ(大通りから入った脇道)の中から大通りに出るまでや、裏道を通ってフジスーパーマーケットに買い物に行くなどであればこれらの交通機関で物足ります。こういった用途であれば相場は決まっているので同じアパートの住人や管理人などにあらかじめ相場を聞いておくとよいでしょう。(例えば最近はソイトンロー(スクンビット・ソイ55)からソイ33/1のフジスーパーまで60B(約170円)くらい)

バイクタクシーに乗る際は女性であれば横すわりの形で乗ることになりますが、その場合は通り抜ける車や壁にぶつかるような事故の無い様気をつけましょう。またバイクタクシーの運転手らの中には日本人女性を「性」のターゲットとして狙っている向きもあるので甘い言葉には注意が必要です。

高架鉄道BTS(スカイトレイン)

DSC00908-X2_Fotorあなたがこれからエンポリアム(バンコクでも最高級のデパート)、サイアムスクエアー(若向けのショッピングエリア)、ウィークエンドマーケット(毎週土日にオープンする有名雑貨市)に出かけるのであればシーローや徒歩などでBTSの駅に向かいましょう。BTSは高架の上を通っていますがれっきとした鉄道でモノレールではありません。その沿線は現在東はスクンビットのソイ77に近いオンヌッ駅から北はウィークエンドマーケットに隣接したモチッ駅まで。西はMBK(マーブンクロンセンター、有名雑貨コンプレックス)に繋がるサナームキラヘンチャーッ(国立競技場)駅、南西はシーロム通りを通過してチャオプラヤー川を渡り、英語でビッグサークルと呼ばれるウォンウェンヤイ駅にまで繋がっています。

その沿線の多くは日本人を含む外国人の行動範囲になっており、ブランド品を買いにデパートへ行くならばプロンポン駅のエンポリアムやサイアム駅に隣接したサイアムパラゴン(バンコク最大のショッピングコンプレックス)へ。タニヤ通りやパッポン通りに夜遊びに行くならシーロム線のサラデーン駅まで、長距離バスに乗ってパタヤなどに遊びに行くならエカマイ駅で降りて東バスターミナルへ、チャオプラヤー川の夜景を楽しむディナークルーズを楽しみたければシーロム線に乗ってサパーンクワーイ駅まで、交通渋滞を気にせず移動できます。

現在初乗りが15バーツで最高40バーツ。券売機でカード型のチケットを買うのですがこの券売機は硬貨しか使えないので足りなければ窓口で札から硬貨へ両替しなければいけないのは不便なところです。通勤・通学に使うのであれば30回乗りのパスを購入すれば約半額になります。(ただし有効期間が1ヶ月)

地下鉄MRT(バンコクメトロ)

BTSだけでは路線が少ないのでカバーが出来ない場所が多くあります。それをカバーするにはさらに地下鉄MRTに乗り継いで見ましょう。MRTは現在1路線しかないのですがバンコクを南から北に縦断するように走っています。BTSから地下鉄への乗り継ぎはBTSアソーク駅からMRTスクンビット駅、BTSサラデーン駅からMRTシーロム駅、BTSモチット駅からMRTチャトチャック駅の3箇所があります。

ラチャダピセークにある商業コンプレックス、エスプラナードへ行くならばスクンビット駅で乗り換えてタイカルチャーセンター駅まで、あなたが男性でラチャダーの夜を楽しみたいというのであればさらにその先のスティサーンやホワイクワーンまで行きましょう。まぶしいネオンの列があなたを待っています。
タイシルクの有名ブランド、ジム・トンプソンのバーゲンセールが行われるクイーンシリキットセンターへ向かうのであればスクンビット駅から1駅でクイーンシリキットセンター駅に着きます。ムエタイの試合を見るためにルンピニー・スタジアムへ行くのであればルンピニー駅の出口からすぐ傍です。国鉄にのって地方に行くのであれば地下鉄の終点駅ホアランポーンまで行きましょう。MRTの開通で随分便利になった場所はいくらもあります。

メータータクシー/トゥクトゥク

tuk-tuk行き先が運良くBTSの近くにあるとは限りません。例えば観光客だけでなく最近はタイ地元の若者にもファッション街として人気のカオサン通りなどは電車とは縁もゆかりも無いエリア。こういう場所に行こうとするとタクシーの助けを借りなければならなくなります。タクシーにはメーター付きタクシー、メーター無しタクシー(今はほとんど見かけません)、トゥクトゥク(3輪タクシー)があります。

お勧めはメータータクシーです。理由はただひとつ「値段交渉が不要なため」。トゥクトゥクにはメーターは付いていないので運転手に行き先を述べた後必ず値段の確認・交渉が必要です。メータータクシーであれば行き先を告げれば価格は前に付けられたメーターで確認していけば良いのです。ただし運転手の中には地方から出てきたばかりでバンコクの地理に不案内な運転手がいたりしますので道中は外の風景を見ながら確認しましょう。

日本では高いイメージが定着しているタクシーですがタイでは初乗りが35バーツ(約100円)で以降400メートルごとに2バーツずつアップするので市内であればどこでも(余程の渋滞にでもあわない限り)200バーツ(約600円弱)未満で移動可能ですので日常の足として使うことも可能です。

バス(上級者向け)

バスは通常行き先表示はタイ語で書いてあり、どの番号がどこに行くかということが分からないと使えないバンコク生活上級者向けの乗り物でした。しかし最近は日本人でもガイドブックを見ながらバスに乗る人も見るようになりました。現在は「バンコク バス路線ガイド」のような日本語の案内もあるので昔よりは利用しやすくなったようです。利用できれば一番安い移動手段ですから経済的には助かります。しかし、大きな問題点はむしろ「時刻表がない」ことでしょう。市内の渋滞で「移動時間がどれくらいかかるかわからない」という以上に乗りたい番号のバスが「何時来るかわからない」のが大問題。そのようなことがあるので通常タクシーで1時間でいけるところであれば少なくとも倍の2時間はみないといけないということになります。中々コストと利便のトレードオフから抜けることは出来ません。

バスにはエアコン無しバスとエアコン付きのバスがあり、市内であればエアコン無しバスは定額で6.5バーツ、7バーツ、8バーツの3種類があります。エアコンバスの場合は乗る距離によって価格が変わりますが初乗りは8バーツくらいです。降りる場所良く分からない場合も車掌(料金の回収のために必ず乗っています)に行き先を告げておけば着いたところで教えてくれるので遠慮せずに話しかけてみましょう。

各交通機関の使いこなしに慣れれば慣れるほどあなたのバンコクライフの行動範囲が広くなります。タイ語の練習にもなりますので思い切って外に出て見ましょう。

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パソコンとインターネットの導入

タイで仕事をする場合はもちろんのこと、私生活でもインターネットのお世話になっている方は多いと思います。では日本からタイに移ってきてパソコンを使いこなし、そしてインターネットを利用するにはどうしたらよいでしょうか?またどのような問題点があるでしょうか?

タイでのパソコンの選択と購入に関するよくある質問

日本からノートパソコンを持ってきて使えるか?

まず一番大きい問題はこれでしょう。日本で今まで使ってきたパソコンがタイでそのまま使えるのかどうか?
これはかなりの確率で「YES」です。お持ちのパソコンの電源アダプターの規格をみて、対応電圧が「100~240V」と書いてあれば問題なく使えます。非常に古い機種でまれに「100~110V」までしか対応していない機種があるかもしれませんがその場合は240V→100Vの変圧器を使えば利用可能になります。電源のソケットの形もタイと日本では変わらず使えます。同様にタイで購入したパソコンを日本に持ち込んでも普通に使えます。WiFiやネット接続のための規格も共通です。
ただし問題は故障が発生した場合の対応で、メーカーによって国外でのサポートをしている会社もありますが、そうでない場合は日本に持ち帰って修理するか、後々メーカーの保障が効かなくなるのを覚悟の上でタイの修理屋に出すか、という選択を迫られることになります。

タイでパソコンを購入するにはどうしたらいいか?

タイでパソコンを買う場合、日本人のいるショップで買うのと、それとも街中のタイ人の店で買うのではどちらがいいのでしょうか?
判断基準としてはマシンやシステムにトラブルが発生したときに自分で対処する自信が無く、しかもタイ人の店に持ち込んで依頼するのも難しい、という方には文句無く前者をお勧めします。特に最近はノートブックパソコンでも販売時にはOSがインストールされていない状態で販売しているので購入直後からちょっと知識が必要になります。逆にハードやソフトの問題に対応できる、あるいは問題が生じてもタイ人のショップに持ち込んでやり取りする自信がある、という方であれば価格を見比べて是々非々で対応すればよいでしょう。通常パソコン本体には新品であれば1年間の、修理をした場合でもその部分については6ヶ月程度の保証がつきます。

バンコクのどこでパソコンを買えばいいか?

バンコク市内で一番最初に吟味をしてみるべきなのはペッブリー通りにあるパンティッププラザでしょう。(ンガムウォンワンなどにもあります)ここは「バンコクの秋葉原」ともいうべきパソコン関連商品の店だけが集まったビルです。この中にメーカー直営店から個人経営の小さなショップ、本体を売っているところから細かい部品を売っている店まで各種各様のショップが混在しています。実際問題大手ブランドのパソコンでさえほとんど中国で組み立てている今となっては品質的には大手ブランドもショップブランドも大差はありません。あとは店の信頼性だけとなります。

また最近はパンティッププラザに限らず各所にIT PLAZAのようなものが出来ています。(例:ラチャダピセークのフォーチューンタウン内やシーナカリン通りのシーコンスクエアー内)店によってはパンティッププラザより安い場合もあるので無理をしてパンティッププラザまで行かなくても最寄のIT PLAZAなどで探してもよいでしょう。(修理などが必要になった場合もすぐ行けます)日系のデパートの中には「POWER MALL」や「POWER BUY」といった電気製品専門店もあります。

日系のショップでは長くタイで営業を続けている「JS SIAMインターナショナル社」、スクンビットの利用しやすい場所にある「コンピューター屋」、各種手続きの代行もしているチャンティパソコン相談所など多くありますのでまず気軽に相談してみることでしょう。
なお価格が安いパソコンの中にはメモリーが256MBしかないとか、DVDドライブではなくCDしか読めないドライブがついているなど必ず何か欠点があるはずです。特にメモリーの量は最近のOSでは512MB以上ないと快適に使えなくなる場合があるのでスペックは良くチェックしましょう。

【各社参考ホームページ】
-JS SIAMインターナショナル社 — http://www.jssiam.com
– コンピューター屋 — http://www.intersection-asia.com
– チャンティパソコン相談所 —http://www.chanty.info,

日本語OSを入れるには?

上に書いたように最近のパソコンはOSインストールをしていない状態での販売が多いため、タイ語版のウィンドウズか日本語版のウィンドウズか選択してインストールする必要がありますが出来る限り日本語版のウィンドウズをインストールするようお勧めします。ウィンドウズXP以上であればタイ語版のものでもインターネットエクスプローラーやマイクロソフトオフィスであれば問題なく日本語でのインプットも可能ですが他のソフトでメニューの日本語が表示されないなどの状態になるので勧められません。
またウィンドウズビスタは動作の遅さを指摘されています。新しくパソコンを購入するのであればOSは最初からウィンドウズ7を導入するのがよいでしょう。

インターネットを使う

無事にパソコンを入手できたら、次のステップはインターネット接続です。
タイでは現在ADSL接続によるインターネットが普及していますが、サーバーの処理量やメイン回線の混雑などからか中々表示通りの速度が出ないため日本でのインターネット利用に慣れている方には遅く感じると思いますがこれは我慢するより仕方ありません。以下では実際にインターネットに接続する場面ごとにご紹介します。

ネットカフェ

手軽にインターネットを使うにはインターネットカフェがあります。利用料金はローカルな場所であれば1時間15バーツ(約40円強)から。しかし外国人の多い場所に行けば行くほど高くなります。バンコク市内であれば各所にあるネットカフェですがパソコンにインストールしてあるOSのバージョンによっては日本語が使えません。またローカルな場所のネットカフェでは最初から日本語が使える状態にはなっていないので自分で設定する必要があります。

設定の仕方は言語バーのところにポインターを当てて右クリック→メニューの「Setting」をクリック→現れた画面上の「Add(追加)」クリック→言語選択のウィンドウの中から「Japanese(日本語)」を選択して「OK」をクリック→元画面の「Apply(承認)」をクリックすれば日本語が言語バーで選択できるようになります。

[ 入り口に「日本語対応」を謳ったネットカフェも ]

アパート、ホテルでWiFi

最近はアパートやホテルでもWiFi(無線LAN)サービスを提供しているところが多くなりました。(場所によりケーブルでの接続での提供もあります)そういうところでは接続用のIDとパスワードをもらえば(場所により有料)自前のノートパソコンでも簡単にネットに繋げます。

プリペイド式

タイではインターネットプロバイダーと契約をしていなくても「プリペイドカード」を購入してモデムで電話回線を通してネットに接続するというやり方もあります。この場合は速度は速くて56kbpsと日本と比べて非常に遅くなりますが電話回線さえあればどこでも接続が可能であり、労働許可証が無くプロバイダーと契約できなくてもインターネットを利用できる、という利点があります。

ポストペイド

あなたがタイで働くことで会社から労働許可証をもらっていればプロバイダーと直接契約してADSL接続のインターネットサービスを利用することが出来ます。その場合はプロモーション中の特別ディスカウントなどのサービスを提供しているプロバイダーを探すことをおすすめします。
現在活発にサービスの提供をしているプロバイダーには以下のような会社があります。(接続速度の左側の数字はダウンロード速度、右側の数字はアップロード速度)

True Internet
ホームページ → http://www.trueinternet.co.th
接続速度 4 Mbps/512 Kbpsで月599バーツから

TOT
ホームページ → http://www.tot.co.th
接続速度 2 Mbps/512 Kbpsで月490バーツから

Maxnet
ホームページ → http://www.maxnet.co.th/
接続速度 5 Mbps/512 Kbpsで月590バーツから

Buddy Broadband
ホームページ → http://www.buddybb.net
接続速度 3 Mbps/512 Kbpsで月500バーツから

これらのプロモーターは随時新規プロモーションを発表したり、接続速度を上げるなどしています。プロモーションによってルーターを無料配布したり、接続手続きまで全部無料で手配するなどありますので、詳しくは上記URLから最新の内容を確認して下さい。

日本やタイのいろいろな情報を収集するにはパソコンとインターネットは不可欠のツールとなります。ネットを駆使して充実したバンコク生活を送りましょう。

 

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タイで携帯電話を契約する

タイで携帯電話の契約は意外と簡単

約20年前にタイに来たとき、当時に日本ではまだほとんど使われていなかった携帯電話がタイではすでに使われ始めていました。しかしその理由は「固定電話の電話番号が足りないので中々番号が取れないから(当時)番号を取りやすい携帯電話でとりえず電話を用意した。」という消極的なものでした。当時の携帯電話はプラスチックの筆箱を3つ重ねたくらい大きかったものです。しかしタイで携帯電話の利用が日本に先行していた、というのは妙に印象に残りました。
しかしその後携帯電話は日本で急速に広がり「iモード」の広がりとともに「やはり日本にはかなわない」という思いがありました。しかしその後タイにもどんどん新機能機が搭載され、今日では電車(BTS)に乗るとブラックベリーを操作している人が必ず一人はいる、くらいのところまで進歩しています。こうした進歩を可能にしたタイの携帯電話事情についてここで紹介しましょう。

通信システムだけじゃない日本の「ガラパゴス」

よく日本の携帯電話システムは欧米と違ったシステムを使っているため「ガラパゴス」だ、といわれたりします。これは離島のガラパゴス島でゾウガメなどが独自の進化をしてきたことを比喩としていっているわけですが、この理由は日本の携帯電話で使われている通信システムが現在であれば第3世代のW-CDMAやCDMAx1方式であるのに対して世界の主流が別系統のシステムであるGSMシステムを採用していることが大きいのです。これらの通信システムに互換性はないため日本の携帯電話をタイに持ってきても使えない(逆もまた然り)ということになるわけです。

また日本の場合は携帯電話の本体の開発・販売にも携帯通信事業者が深く関わっているため、SIMを入れ替えればすぐに他社と切り替えられるというわけに行きません。他にも契約形態にも特徴があります。それに比べればタイのケースの方がよりグローバルスタンダードに近いといえるでしょう。

タイのメインは「プリペイド」、SIMは入れ替え自由

タイでは携帯通信サービス事業者(以下、携帯電話会社)と携帯端末メーカーは原則別個に動いています。このため基本的な購入方法としては

1)ショップで携帯電話本体を見て気に入った本体を選ぶ
2)同じ店(あるいはいい電話番号がなければ別の店でも可)でSIMを購入、別に購入してあった携帯電話に装着する

という形です。タイでは携帯電話料金の支払方法に先払い(プリペイド方式)と後払い(ポストペイド方式)がありますが現在シェア的には「プリペイド」が8割強と圧倒的に多くなっています。(ただし法人の場合はポストペイドがほとんど)

SIMにロックはかかっていないのでどの携帯電話にどこの携帯電話会社のSIMを入れても使えます。電話番号が変わってもよければ何度でも変更しても構わないわけです。各携帯電話会社は次々に新しいプロモーションを出してくるためタイ人の中には1つのプロモーション期間が終わったらSIMを買い換えて次にプロモーションに乗り換える、という使い方をする人もいます。

プリペイドのサービスを利用する場合はその購入方法は非常に簡単で、最近2010年前半に購入した限りでは身分証の提示も必要ありませんでした。一時携帯電話の振動モーターが爆弾の起爆装置として多用されたために南部を中心としてプリペイドサービスの購入時の身分証明書確認が義務付けられたはずですが有名無実化しています。海外から来た知人でもパスポートも出すことなく購入できましたからあっけなさすぎる、というくらい簡単でした。
一方、ポストペイド方式の登録をする場合は外国人の個人であればパスポートと労働許可証の提示が必要です。法人の場合は会社登記書のコピーと会社の代表権者の身分証明書コピーなどが必要になります。

携帯電話会社はどこがいいか?

タイには現在以下の5社の携帯電話会社があります。

AIS 業界最大手。プリペイドサービス「1,2CALL」を展開。マーケットシェアは約44%(2008年)
D-TAC AISとほぼ同時期に開業もシェアは約30%と引き離されている。プリペイドサービス「HAPPY」を展開。
TRUE MOVE 開業は遅かったものの、インターネットサービスやケーブルテレビとのグループ化で知名度をアップ。シェアは約24%。
TOT 固定電話サービスからの進出で、CATとの合弁会社との統合などで出遅れている。シェアは約0.7%
HUTCH タイで唯一CDMA方式を採用。互換性が低いためかシェアは0.1%未満と低迷。

各社の料金のプロモーションの中には「同じ電話会社の携帯にかければ通話料が無料」といったサービスもあり、こういったサービスを生かすにはシェアの大きい会社の方がいいというのはあります。もっともタイ人は一人で携帯を何個も持って1台はAIS、1台はD-TACなどと使い分ける人も珍しくはありません。それはこういうプロモーションを生かす方法の一つな訳です。大手3社であれば携帯電話網もほぼタイ国全土をカバーしており、実用上大きな差はありません。(ただしタイ東北部ノンカーイの対岸にあるラオスの首都ビエンチャンに行った際はAISの携帯は使えましたがD-TACは使えませんでした。)後はその場その場のプロモーションを比較して購入すればよいでしょう。
携帯電話のハードとしては、タイでもシェアが大きいのはこの世界の巨人NOKIAなんですが、近年は安さとスタイルで韓国のサムスンも随分シェアを伸ばしています。しかしそれでもハイエンドについては次に記すようにブラックベリーやi-Phone(今後は当然i-Pad)に食われており、世界の携帯電話競争の波に飲まれている感じがします。

タイでも携帯電話番号を持ち運び

日本ではすでに2006年10月から始まっている「番号ポータビリティ制度」(略称:MNP)ですが、タイの国家通信委員会は9月1日からの導入を決定しています。ただし大手通信業者が導入に否定的だったこともあって実際の導入は少し遅くなりそうです。

新しい物好きのタイ人の流行

それにしてもタイ人の新しい物好きには感心します。カメラ付の携帯の流行も早かったですし、i-Phoneなどでもまだ値段が一番高いうちに買いに行く人が多いのには驚きました。そして現在はブラックベリーが巷に大流行しており、会社員はもちろん学生とおぼしき女性までバスやBTSの中で操作しています。正直ブラックベリーなどは会社のスタッフクラスの月給よりはるかに高い金額なのですが…もっとも一応からくりはあって、彼(女)らはまったく新規に購入するわけではなく、新機種が出たところで手持ちの携帯をショップに売って、差額を新たに足して新しい携帯を買う、というサイクルを繰り返すのだそうです。それであれば旧機種の値段が安くなりすぎないうちに早く売って新しいものに買い換えるのが賢明、ということになるわけですね。それでも学生あたりでは大分親のすねをかじっていると思われます。

日本語でタイの携帯電話からメールやネットの操作をしたい場合

日本人のニーズとしてはどうしても「日本語」で携帯からメールを送りたい、届いた日本語のメールを読みたい、というニーズが出てくると思うのですが、それを実現するサービス提供しているのが携帯ショップのJ.GLOBEです。ここではJ-PACKという「フリーソフトを利用して対応できる携帯電話を日本語化するサービス」を行っています。このサービスを利用することで日本語サイトの・メールの閲覧、日本語によるメール作成・送信がタイで購入した携帯電話からできることになります。ニッチな市場ではありますが確実に需要はありそうです。

J. GLOBE のホームページ URL —-http://j-globe-mobile.com/pc/

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