バンコクで不動産の賃貸契約
バンコクで賃貸契約を交わす場合は日本よりも簡単です。ですから気に入った物件が見つかり次第すぐに契約を交わす事ができます。しかし、詐欺事件なども起こっているので、まず最初に信頼できる不動産業者を見つけましょう。
不動産業者にお客様のご希望を細かくきちんと伝える必要があります。
・子供の通学時間
・通勤時間
・広さや、部屋数(ベッドルームの数)
・一戸建てかアパートかコンドミニアムかという希望
・家具付きか家具なしか
・家賃の予算
これらをお伝えした上で、営業の方がきちんと希望に添った物件を紹介してくれるか待ちましょう。 もし、違う条件の物件を持ってきたとしたら、その営業はお客様のためではなく、自分たちに都合の良い不動産物件を契約させようとしているに過ぎません。そのような業者がこれからもお客様の立場で物件探しを代行してくれるとは考えがたいので、業者を変える事をお勧めいたします。良い不動産業者でしたらお客様をホテルやサービスアパートまで車で送迎いたします。また、大抵の業者は渋滞を避けて、午前10時頃から3時頃の間にお客様をご案内しています。
物件の見学時は積極的に情報収集
物件を見学しているときには写真やメモを沢山取りましょう。一日に3件以上回ると、途中で情報が混乱する事があるからです。良い点ばかりではなく、ネガティブな感想や問題点も書き留めておきましょう。 その他、注意する点は
・水圧 が弱いときには注意しましょう
・エアコン 新しい機材の方が省エネで効果も高いです
・物件の周りの土地 新しい建物が建設中か。その建物が将来的に景色を遮ったりしないか
・ご近所になる方の雰囲気
・ペットがいるかいないか
・駅からの距離
・駐車場の有無(屋根ありか屋根なしか)
・共用施設は清潔で手入れが行き届いているか
その他のこと(たとえば電気が暗そうとか、家具が気に入らない)と言ったような事は、交渉すれば変更可能な場合がありますが、上記の点については一度入居してしまったら変える事ができません。入居したら水圧が低く、洗髪が毎回大変で、という事のないように確認しましょう。
物件が気に入って、契約を決めたら、業者に伝えましょう。すぐに貸し主と連絡を取り、返事が帰ってきます。ほとんどの場合、この作業には時間がかかりません。よほどの問題がない限りは貸し主と契約へ進む事が出来ます。
契約と取引
契約書は大抵の場合英語で書かれています。日本語に翻訳してくれる業者もいますが、大切な事はやはりご自分で確認しましょう。
・最短契約期間はどのくらいか(サービスアパートでない限り12ヶ月が一般的)
・保証金(多くは賃貸料の二ヶ月分)
・毎月の賃貸料 またどの口座に支払うか
・貸し主の情報、特に電話番号や住所なども分かれば良いと思います。
タイは基本的に現金取引が多いです。ですので、保証金の支払いや賃貸料の支払いにクレジットカードが使えない事がほとんどです。現金や現金の送金、もしくは小切手などの方法を利用しましょう。その他、お気づきの点がある場合には業者に連絡を取りましょう。
その他、物件選びの注意点
・一度に二つ以上の物件を交渉する事はしないようにしましょう。見学した物件を気に入った順番に並べ直して、順位の高いものから交渉するようにしましょう。
・一度に二社以上の不動産会社を利用しないようにしましょう。もちろん今の不動産会社が信用できず、変更することはいつでも出来ます。
・貸し主は不動産業者に金銭を支払う義務はありません。もし金銭を要求されたら断り、業者を変えましょう。
・無理な交渉はやめましょう。賃貸料は大きく値下げされる事はありません。その他の交渉についても、タイの常識という物があります。業者が代理人として交渉したくないと言う場合は、その常識を外れている可能性があります(例えば家賃の50パーセントオフなど)。
・最短契約期間12ヶ月を交渉によって短くする事は出来ません。短期の滞在でしたら、短期貸し用のコンドミニアムや、一戸建て、サービスアパートなどを業者に依頼しましょう。